開業後に困らない!「業種変更・増築・看板設置」はどこまでOK?契約前に確認すべきビルの制限集
テナントでの開業を考えている方にとって、「契約時にすべてを決めておくのは難しい」というのが本音ではないでしょうか?
実際、開業後に業態を変えたくなったり、スペースを広げたくなったり、目立つ看板を設置したくなったりするケースは珍しくありません。
しかし、そうした変更が“契約上NG”でトラブルになることも…。
この記事では、**「業種変更」「増築・改装」「看板設置」**の3つに関する制限と、事前に確認しておくべきポイントを紹介します。
🧾【1】業種変更:OKでも“事前申請必須”がほとんど
最初はカフェを予定していたけれど、途中でバーやテイクアウト専門店に変えたくなった…。
そんなとき、建物の用途地域や、契約書の中の「使用目的条項」によっては変更が認められない場合があります。
特に、飲食 → 風営法が絡む業種(バー、スナックなど)への変更は、オーナーの承諾が必須。
また、厨房設備や営業時間の変更により騒音・匂い・火気リスクが変わるため、ビル全体の管理規約との整合性も重要です。
📝ポイント:
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使用目的に「〇〇用途に限る」などの記載があるかチェック
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業種変更時の申請先(オーナー or 管理会社)は誰か確認
🏗️【2】増築・改装:構造変更は原則NGなことも
「席数を増やしたい」「倉庫スペースを作りたい」などの理由で、間仕切りや2階建て風の改装を検討する方もいますが、
ビルの構造や消防法との関係で、自由にいじれないケースがほとんどです。
特に以下のような工事には注意:
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壁や天井の撤去/設置
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重量物を設置する床補強
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外壁・共有スペースへの施工
テナントによっては「スケルトン返し」が条件の場合、工事前の状態に戻す費用(原状回復費)が高額になることも。
契約前に、「どこまで改装可能か」「退去時に何を戻す必要があるか」を必ず確認しましょう。
📝ポイント:
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「工事届」「施工許可」の要否を管理者に確認
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スケルトン or 居抜き契約の内容をチェック
🪧【3】看板設置:意外と細かい!サイズ・位置・照明ルール
集客のために欠かせない看板。でも、ビルの美観規定・条例・近隣の目線などから、細かい制限があるのが現実です。
ありがちな制限例:
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設置できるのは建物正面1階部分のみ
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照明は22時まで・点滅不可
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取り付け箇所は共有部NG
勝手に設置すると、強制撤去+損害賠償なんてことも…。
看板の位置・サイズ・デザインを事前に管理者へ相談し、**「看板設置に関する覚書」**を交わすのが理想です。
📝ポイント:
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看板設置の可否・エリアを現地で確認
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契約前に取り付け予定イメージを提示できるとベター
✅まとめ:「あとから変えたい」は、最初に聞くべし
業種・内装・看板… どれも開業後に“変えたくなる”可能性があるからこそ、契約前に制限を把握しておくことが重要です。
わからないことは「変えてもいいですか?」と聞くのではなく、
「将来的にこうしたいと考えています。その場合、制限はありますか?」と先回りの確認を。
トラブルのない運営は、契約前の一歩から始まっています✨

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